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世界に響く「ANEMO」のパワフルな祈り。

イングランドの南東部に位置し、モッズの聖地として映画「さらば青春の光」の舞台
にもなり、観光地としても有名な海岸の街ブライトン。
そのブライトンのバンドANEMOは、2002年9月に中心人物のキーボーディスト
Kingsley Sageが自身の曲のプロジェクト用オーディションで、元女優のヴォーカリスト
Hazelle Woodhurstとの出会いから始まりました。
その2人によるプロジェクトはすぐさまロックの鋭さを必要とし、ギタリストのMatt Palmer
をメンバーに加えます。
そして3人は夜な夜なブライトンの地下スタジオで、ポップとロックとエレクトロニカを融合
したサウンドを作り、その音楽のスタイルと影響の混合を反映した、「形式を変える」を
意味する単語「ANEMO」をバンド名にしました。
力強い歌声と特徴的なサウンドで注目を集め、2005年にニューヨークのCity Canyons
Recordsと契約。
2006年3人組でのデビューアルバムは、アメリカのカレッジラジオでトップ10入りし、
バンドはBBCラジオ「Bruce Dickinson(Iron Maiden)のRock Show」で擁護されました。
また、エネルギッシュなライブによりClassic Rock Society(CRS)で2006年度MD's
Personal Best Awardを受賞。
2007年10月にリリースされたシングル「Pray(祈って)」は、2003年にイラク戦争でBBC
の同行取材中に起き中継され、世界に衝撃を与えたアメリカ軍の痛ましい誤爆事故の、
その取材班を率いたジョン・シンプソン記者の実話にインスパイアされた、戦争とモラルと
犠牲について疑問を提起する曲です。
その象徴的なアラビア風の導入部分から、タイトなドラムサウンドにラウドなベースライン、
それらに負けないパワフルなボーカルに鋭く切れ込むギター。
緊張感溢れるこの曲は、正にキャッチコピーままのエモーショナルでパワフルで情熱的な、
今年聴いた中でも上位に入る格好良い曲です。
ANEMOは現在、ファンにスタジアムロックと称されるサウンドを奏でる7人組になり、
メンバー各人はキックボクサー、女優、スカイダイバー、バイカー、サーファー、海洋学の
博士と人工知能の博士でもあるという、他とは一線を画すバンドになったようです。「S」

■関連及び引用元サイト
ANEMO Official Website
ANEMO MySpace.com
City Canyons Records - ANEMO

■追記
UK-Japan 2008 WEBサイトに記事掲載!
前回の「James Yuill」の記事に続き、私の書いた今回の記事が
上記のサイトに掲載されました。どうぞ見てやって下さい。
Genre : 音楽 洋楽

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類まれなデジタル・フォーク職人「James Yuill」

2012年に夏季オリンピックが開催される国際都市ロンドン。そのロンドンで活動する、2005年にデビューのリミックスも手がけるシンガーソングライター「James Yuill(ジェイムス・ユイル)」。

2005年と2007年に1st&2ndアルバムを発表し、すでに一部の洋楽マニアに注目されているサウンドスタイルは実にキャッチーかつ繊細で、CMに使われても可笑しくないくらい一瞬にしてその場の空気を変えるサウンドクオリティーを持っています。特にシングルのA、B面になっている「No Surprise」と「The Ghost」は代表的な曲で、優しく語り掛けるような歌声、人を惹きつけるメロディー、本人がフレンチ・エレクトロのファンと言っているとおりの、ソフトなデジタル感覚から導かれる人を包み込むような温もりと、それにより際立つ生音の息吹に満ち溢れたサウンドになっています。

本人も自身のサウンドスタイルを、フォークとエレクトロニカを合わせた「フォークトロニカ」と評し、アメリカのバンド「The Postal Service」のようなものと言ってるようですが、影響を受けた核となるアーティストは孤高のシンガーソングライター「ニック・ドレイク」と思われ、そこから受け継いだようなインティメイト(親密)な感覚を併せ持つ類まれなアーティストだと思います。
また、他の影響を受けた音楽に「Boards of Canada」や「Broadcast」等、良質なエレクトロニカ・バンドを要する「ワープ・レコーズ」を挙げているところから、平たく言えば「ワ−プ・レコーズ」ミーツ「ニック・ドレイク」なのではないでしょうか。
とにかく、手書き風のイラストが可愛いオフィシャルサイトではタイトルバーがデジタル時計になっていたり、アコースティックギターを背負いながらラップトップやミキシング機材を操る演奏姿でも象徴的な、「James Yuill」の親密感溢れるデジタルとアナログのバランスの良い融合は要注目です。「S」

■関連サイト
MySpace.com - James Yuill
James Yuill Official Website

■追記
UK-Japan 2008 WEBサイトに記事掲載!
前回の「KarmaDeva」の記事に続き、私の書いた今回の記事が
上記のサイトに掲載されました。どうぞ見てやって下さい。
Genre : 音楽 洋楽

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00年代に蘇る宿命の女神「KarmaDeva」。

「Bath(風呂)」という地名のとおりローマ浴場で有名な世界遺産の街、イングランド南西部の有数な観光地バースのバンドで、宿命の女神という意味を持つ「KarmaDeva(カルマデーヴァ)」は、ジュリア・デイビスの「Nighty Night」のコメディライターで、シンガーソングライターでもある中心人物の女性J.J.Stanness (Vo)が、他のバンドで活動していたリーダーとなるPete Stanness (Ba)と出会い2002年に活動を開始しました。

MySpace.comで聴けるそのサウンドスタイルは、基本的に、New Wave全盛の80年代前半に一時的なブームになった、当時パンクの進化した形態と認識されていたポジティブ・パンクと言われるもので、特に「Feed Your Soul」という曲は、初期「シスター・オブ・マーシー」を彷彿とさせるギターのイントロ、「スージー&ザ・バンシーズ」全盛期の張りのあるスージー・スーの歌声、ポジパンの聖地「バットケイヴ」でクラブプレイされても違和感が全く無いと思われる、ドライブ感を兼ね備えた傑作になっています。
それらを象徴するように、当時の代表的なバンドの一つ「オール・アバウト・イヴ」のジュリアン・リーガンから推薦文を貰っていたりもします。

当時のポジティブ・パンクはゴシック調とも言われ、伝説的なバンド「バウハウス」を代表とするように漆黒の闇をイメージしたものが多かったのですが、この「KarmaDeva」はその00年代的解釈というべき良く通る歌声のボーカルが前面に出た、当時の陰湿気味なサウンドから脱却したカタルシスを感じさせるサウンドになっています。

また、ボーカルのJ.J.Stannessは同じメンバーでソロ活動を平行して行っているようで、そちらはこのバンドからは想像の付かないセンチメンタルなフォークサウンドを奏でていて、幅広い音楽的素養を伺わせます。「S」

■関連リンク
MySpace.com - KarmaDeva
Karmadeva’s blog - Vox
MySpace.com - J.J.Stanness

■追記
UK-Japan 2008 WEBサイトに記事掲載!
前回の「Ten Bears」の記事に続き、私の書いた今回の記事が
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Genre : 音楽 洋楽

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マンチェスターの酋長バンド「Ten Bears」登場。

「Ten Bears(テン・ベアーズ)」は北イングランドのクールな都市マンチェスターのバンドで、バンド名の由来は、アメリカ先住民の一部族、コマンチ族の酋長テン・ベアーズの名前から付けられてると思われます。
2005年、バンド改名以前の「The Deadbeats」時代には、グラストンベリー・フェスティバルの新人コンテストで、前年の「The Subways」に続き優勝。
また「Ten Bears」に改名後の今年は、ジェイ・Z がノエル・ギャラガーの批判に応えて、オアシスの「ワンダー・ウォール」を歌い話題になった、グラストンベリー・フェスに再び出演。
MySpace.comの「影響を受けた音楽」に列記されている通り、60年代の英米アーティストを中心に、アメリカ南部の音楽、オス・ムタンチスのアバンギャルド性、ディーボのニューウェーブ的な要素、意外なところでは90年代に「トラブル」が大ヒットしたシャンプーのパンクポップ風なところを、上手く混ぜ合わせたサウンドを聴かせます。
特に「Charlie」という曲は、メロディー、サウンド共に完成度が高く、バンドが持っているユーモアまで感じさせオススメです。
また、ジョン・レッキーのプロデュースで話題になったヨークシャー出身の「Tiny Dancers」とは、ツアーを一緒に回るくらい仲が良いようです。「S」

■関連リンク
Ten Bears MySpace.com

■追記
UK-Japan 2008 WEBサイトに記事掲載!
前回の「Lack Of Afro」の記事に続き、私の書いた今回の記事が
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Genre : 音楽 洋楽

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ロンドンのニュー・モッズ・アイテム「Lack Of Afro」


1st Album 『Press On (2007) / Lack of Afro』

Wait a Minuteで衝撃的デビューした、イングランドの南西部エクセター出身
で、現在はロンドンで活動するマルチプレーヤーAdam Gibsonの一人ユニット
LACK OF AFRO(ラック・オブ・アフロ)。
影響を受けた音楽にはMiles Davis、Jimmy Smith、James Brown、Small Faces,
Piero Umiliani、Daft Punk等を挙げ、ジャズ、ソウル、ファンク、モッズ、映画音楽、
エレクトロニカ等日本の渋谷系にも通ずる幅広い音楽的嗜好で、正に00年代の
ニュー・モッズ・ヒーローと言える存在だと思います。
驚愕のNeil Innes(Bonzo Dog Band)が参加しているArctic Monkeys /
When The Sun Goes Downのカバーは、それぞれ高揚感あるドラム、ワウギター、
ハモンドオルガンのハイパーファンキーな曲で、Classics IV / Spookyのカヴァーは
唸るハモンドと激しいドラムが魅惑的なハイパーグルーヴィーな曲です。
極めつけは、Small Facesのモッズ・アンセムAfterglowをサンプリングした
Touch My Soul。
この00年代版スウィンギング・ロンドンのハイパーダンサブルな曲は、00年代最高
のモッズ・アイテムになること間違いなしの傑作です。「F」

■関連リンク
Lack of Afro - Official Website
Lack of Afro - MySpace.com
Lack of Afro - Freestyle Records

■追記
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